いしだまりこのやぼう

面倒くさい思索の備忘

ヒットマンズ・ワイフズ・ボディーガード

 

気弱な顔のライアン・レイノルズ

そんなライアンからしか摂れない栄養があると思うの。基本的に酷い目にあいます。

Amazonprimeのカテゴリー分けはお世辞抜きで阿呆の極みなんだけど、オススメは悪くないという不思議。

簡単に言えばサムネの3人のバイオレンス珍道中ですね。何気に俳優さんが豪華で、いい映画なんだけど採算は取れたのか心配になります。

俺らのマブダチ リッキースタニッキー

 

勧められるがままに

なんかお勧めされたので見てみました。悪戯ばかりしている3人組が、架空の親友を作り出し、全部そいつのせいにして20年くらい…ってお話。

ホラー的なトラブルが起こるのかなと思ったら、こっちかー!って感じ。総じてみんな結局いい奴で、アメリカの良いコメディです。

しかし割礼はもうやめた方がいいんじゃないかな。怖いし。

ボーはおそれている

ホアキーン!

映画『ボーはおそれている』公式サイト|絶賛上映中

観てきましたよ、たっぷり3時間。私のケツはマゾじゃあない。だがしかし、観てきたんだよ。

*今回は言いたいことが多すぎて、多分にネタバレを含みます

場面が主に4つあるので、4セクションに分けて感想を書きます。

ゴッサムアパート編

まずはカウンセリングから。ホアキンが割と懸命に話しているのに、医者がメモったのは【罪悪感】くらいなもんで、もちっと真面目に仕事しろやと。でも私はこの【罪悪感】がボーを動かす原動力というか唯一の指針で、最後まで罪悪感だけに突き動かされてたのかなあと思うわけです。

ところで映画は違うのにゴッサムシティに住んでいるんだ、ホアキンよ。世紀末な治安の街のアパートの中はそこそこキレイで、ボーの性格が窺える。精神的な病で街のならずものにアパートに入られた幻覚を見てるのかな?と思ったら本当に入られてたし。この辺でもう顔はモルカーのオドロキ顔である。

そこからは怒涛の裸芸。ホアキンが惜しみなく中年後半の体で体当たり演技!だが車に体当たりしてはいけない! 当たった瞬間よりすっ転がってくシーンのがなんか心にきました。

変なファミリー編

優しすぎるやつは大体怪しい。怪しすぎる家に軟禁? されてしまうボーさん。部屋の内装も助けてくれた人の職業(外科医)も、着せられた名前入りのパジャマも何もかもが怪しい。だってこんなエグゼクティブな人があんなゴッサムシティを車移動してるはずないと思うんだ。

その後この家の同居人(娘と息子の病んでる戦友)が現れるわけだが、こちらもだいぶあたおか。そろそろ事情がわからなくなってきて、ホアキンも観客もポカーンとなってくる。

ここでママの弁護士に早く来いやとせっつかれる。ママ、なんか立場のある人なのかなと。だから息子がニートしていられたんだなと少し背景が見えてくる。実家前でのインタビューをネットで見て吹き出すのごとく吐くホアキンさん。ストレスで吐くってそんなに勢いよくいくんだ⁉︎

なんだかんだ娘にハメられて、豹変したママが放った刺客から逃走しつつ次のシーンへ。

森の劇団編

こういう自然崇拝系のカルトっぽい旅芸人、本当にいそうなんよね。ここは主にお芝居パートなんだけど、前のシーンよりはわかりやすいというか、お芝居の世界に溶け込んでしまって、自他の区別が曖昧になってるのねと観客がわかる程度のわかりやすさ。現実に戻るきっかけでちょっとワロタ。

でもお芝居のお話のちゃんとした続きは気になるところ。ここでようやく気持ち悪いパジャマとお別れですよ。

乱入してきた前シーンからの刺客にめちゃめちゃにされて、次のシーンへ。てか旅芸人が普通に銃を用意してて驚いた。

実家編

実家に着いたら葬儀終わってんの。あれ? 来るまで始めないんじゃなかったの?

ゴージャスな実家。なんか吹き抜けとか普通に墜落しそうな作りになってたけど、そこでは何も起きなかったよ。

色目を使ってきた元従業員、あからさまに家を乗っ取ろうとしてるのに気づかないボー。だめだ!そいつは毒婦だー!

そしてカーチャン登場からの怒涛のネタばらし。しかしあまりにもあんまりすぎて、ボーの感情の持って行き方がまるで想像がつかない。

話の流れから屋根裏部屋を確認することになるが、繋がれて痩せたホアキンがいたー!ってなってからまさかのチン●怪獣!(玉付き)口があんぐりだ! そこへ乱入する森の刺客!戦う二大怪獣!うわあああ!

とまあ、口が閉じられない展開で頭がフットーしたところで話は終幕に流れていくわけですが……。

あたまがおかしくなりそうだ

尻を痛めつけながら、痛めつけられるホアキンを見つめ、そしてホアキンが救われないわけです。せつない。

救われるべきだったかどうかはわからないけれど、救われないだけの罪ってなかったと思うんだよね。キリスト教的にはだめだだったのかな。

カーチャンの首を絞めてしまったけれど、カウンセラーは「殺意と愛は矛盾しない」的なフォローを入れてくれなくて、こいつ黒幕なんかなあ、と。

色々考えちゃって、観ていた時間以外にも楽しめたので良かったです。

21/22 ジャンプストリート

潜入捜査コメディ

平たく言えば見出しの通りなんだけど、ちゃんと作られている良作。低予算の苦し紛れのやつじゃないです

しみじみ感じるのは「アメリカの子どもじゃなくて良かった」ですね。プロムにパーティーに学生クラブ、冗談じゃねえや

アメリカってこういう風習で駄目になるもったいない人材がアホほど埋もれてるんじゃないのかと、ちょっと心配になります

映画はとても笑えるんですけどね、他人事だもの。

 

 

 

強制読書

ちょっとした仕事

去年の年末から、仕事として本を読んでいる。「これ読んで」と渡されるので自分で選ぶことはできないし、自分のペースで読むこともできない。詳しくは書けないので、仕事のレギュレーションに触れない話をする。なお読んだ本の具体的なラインナップ書けない。

改めて感じたこと

フェミニズムは相容れないなということか。何冊か読んでしまったのだが、最終的な結論が「性差というものを受け入れてはいけないのだ」となってしまう。役割的な意味で女性的であることを強制されたことに反発しているはずなのに、逆のことを矯正したくて仕方がないのだということを主張されると…。確かに女性だからと生き方を指図されることには反発しかないが、それは男性にもあることで、どうしてもそこにはフォーカスしないよねと。

どうしても自説を主張する本は一方的になるわけで、その点第三者が本人と周囲の人間に取材して書いた本はある程度見ていられる。もちろん取材での発言、事実、著者の主観をきちんと書き分けられていて、読み取れることが前提ではあるが。

嫌いなものに苦痛を感じる

好きなものしか読みたいわけではなく、嫌いなものを読みたくないなので、なかなかリクエストが難しいわけです。ガバガバ理論のスカスカ啓蒙本とか、本当に時間の無駄だなと思いません? このお仕事の賃金も最低賃金同然なわけだし。

最賃といえば、言われた手順でやるとどうしても最賃を下回るので、ちょっとズルしてます…

キングスマン

スパイ映画らしい?

以前アマプラにいた時に逃してしまったキングスマンがまた無料になったので、逃がさないように視聴!

スパイ映画ってショーン・コネリーの007が基本知識だったんですけど、そりゃそこから半世紀も経ってたらスタイリッシュになってるよねえ。

こちらのスパイはミステリアスだけどどこかコミカルで、表情も豊かだし、無駄にお色気もなし! アクションが派手で「忍べよ!」って言いたくなる感もあって楽しい。

ストーリーはベタなんだけど、味方がピンチになるストレスと勝利するカタルシスの配分が心地よいですね。

敵役が途中からテリー伊●に見えてきて、憎らしかったです!w

 

今観ているドラマ【16】

REACHER シーズン2

完璧超人シーズン2

ポリコレなんのその、強くて賢くてちょっとエッチな白人戦士がシーズン2です。

7話まで視聴。

また旅先で事件に巻き込まれるのかと思いきや、過去に触れながら昔の仲間と奮闘しています。相変わらず完璧超人なわけですが、昔の部下の中にいてもやっぱり浮いてる超人ぶり。でもちゃんと仲間も活躍するし、バディ役?みたいな探偵女子もいい感じです。

チョイ役でシーズン1の刑事さんも出てきます。さすがに「わかってる」感出してますw

個人的にはシーズン1より楽しいかな。主人公サイドが苦戦しているからでしょう。ところどころ挿入される回想シーンがちょっと長いのが気になるところ。次シーズンに更新されてほしい。